遺言書と遺産分割協議書が両方ある場合の相続体験談

遺言書を活かすには検認が必要

兎と勇者私の相続体験談についてお話しします。
私の父は、がんのため81歳で亡くなりました。
父は遺言書を残し、「ここに置いておくから」と置き場所も教えておいてくれました。
父が亡くなった後、相続の手続きが必要となり、インターネットでいろいろ調べてみました。
するとまず最初に、遺言書をすぐに家庭裁判所に持って行って検認というものをしてもらわなければならないことがわかりました。
検認には期限があり、遺言書があるにも関わらず検認をしないと法律により罰されるというのです。
急いで家庭裁判所に出向き、必要な書類や印紙を提出し、検認の予約を入れてもらいました。

検認は裁判所の手続きとなります

期日が来て、緊張しながらも検認は無事終わりました。
相続人が複数いる場合は、全員が出向くか、またはきちんと書類で出席しない旨を届けなければならなかったのですが、我が家では相続人は私と母と妹だけで、皆同居なので問題はありませんでした。

遺産分割協議書を提出したことで事態が複雑になってしまいました

検認が終わるとその遺言書は相続手続きに使えるようになります。
時間のかかりそうな不動産の名義変更は後に回すことにして、まず銀行預金の名義変更から始めました。
父の知人に税理士さんがいたのでお悔やみをいただいた折に相続のことを話すと、遺産分割協議書も作っておいた方がよいと言われました。
そこで大急ぎでまたインターネットで調べ、遺産分割協議書も作って銀行へ持って行きました。

遺言執行者が指定されていた場合、よりスムーズに手続きが終わります

遺言書では、遺言執行者は私と指定されていました。
そこで私が父の預金のある各銀行へ出向きましたが、結果としては、遺産分割協議書を持ち出したことでかえって複雑になるケースの多いことがわかりました。
遺言執行者の指定がある場合、遺言書だけ持って行った方がすんなりと手続きが済むようです。
遺産分割協議書があると、相続人全員の意思も別個確認する必要があるということでした。